これまで、自分の考えこそが唯一正しいと信じて疑わない同業者を数多く見てきました。
有機農業においても日々技術は進歩しているし、去年までの常識が今年の非常識になっていたりもします。
「こだわり」が悪いとは思いませんが、こだわり過ぎた結果、視野が狭くなり何も見えなくなっては意味がありません。若輩者ながら、何が良くて何が悪いのか、土と野菜から少しずつ教えてもらえるようになってきた気がします。
使えないこだわりは残さと一緒に畑にすき込み、常に新しい気持ちで、よりよい方法を探し続けていきます。

由布市挾間町は、九州の屋根こと九重連山の東側に位置する由布岳の南西麓を源流に持つ大分川が東西に流れる一帯にあり、その豊富な水を使い農業が行われています。

気温は比較的暖かく、日当たりも良い農地が多いため、年中野菜が収穫出来ます。
また、都会と田舎の丁度”はざま”にあるため、多種多様な業種から有機農業を始めるために転職した大小様々な農家が、切磋琢磨したりしなかったりしながら農業を行っています。

土地にあったもの、気候にあったもの、自分にあったもの、よく売れるもの等々、我々農家が作りたい作物を作る事が基本です。
でも、それはあくまでも基本。
ちょっと脇道に外れてみてもいいじゃない？そんな事も考えてみたりしています。
「ジャガイモ5ha作って」とか「パイナップル作って」等のムチャ振りには応えられないし、20種類も30種類も手当たり次第に広げる事はできませんが、皆さんからの「これ、作ってみない？」という声に積極的に耳を傾けてみようかな、と思います。
ただ、「提案した以上は絶対に買って！！」ではありません。
積極的に耳を傾け、その気になったら作ってみて、それを気が向いたら買ってみる、というお互いユルい関係、どうでしょう？

コンタファームがお届けする野菜はJAS認証の有機（オーガニック）野菜です。

有機JAS規格とは、禁じられた薬剤や添加剤などを使用しないことや、遺伝子組み換え野菜でないことなどが定められた規格のことです。
また2年（多年生の作物においては3年）以上の期間、禁止化学合成農薬や化学肥料を土壌や野菜に使うことも禁止されています。有機野菜の「有機」とは化学肥料や農薬などの「無機質肥料」を使用せず、「有機質肥料」で栽培することを指しています。

宿泊（一泊もしくは二泊）しながら農業を体験できる【農泊】も行っております。

普段農業を体験することはそう多くはないと思います。
これから多くの方が農業に興味を持ってくれればという想いで行っております。